【12月1日 AFP】2012年ロンドン五輪の陸上女子4×400メートルリレーで銀メダルを獲得したロシアのユリヤ・グシチナ(Yulia Gushchina)と、同五輪の女子走り幅跳びで5位に入ったアンナ・ナザロワ(Anna Nazarova)が、ドーピング再検査で失格処分となった。

 個人種目の400メートルでは決勝を逃したグシチナは、今年2月の再検査でチームメートのアントニナ・クリヴォシャプカ(Antonina Krivoshapka)の検体が陽性反応を示し、リレーのメダルを剥奪されていた。

 ロンドン五輪と2008年北京五輪の再検査が続行されている中、新たにドーピング違反が発覚したのは100件以上に上り、そのほとんどが重量挙げと陸上の選手となっている。国際オリンピック委員会(IOC)の発表によると、ロンドン五輪では584件の再検査が行われ、陽性反応を示した49件のうち21件がロシア陸上選手のものだったという。

 IOCは次週行われる理事会で、ロシア選手の2018年平昌冬季五輪の参加可否を決定する。(c)AFP