【11月30日 AFP】大規模な暴風雨に襲われたスリランカでは、これまでに7人が死亡、5人が行方不明となっており、同国政府は30日、被災地支援のために軍を派遣した。

 29日午後、スリランカの多くの地域で強風と豪雨が見舞い、倒木や建物の損壊といった被害が発生。災害管理センターの報道官によると、被災者は2万人を超えているという。

 また南部沿岸の沖合で漁船が転覆し、2人が行方不明となっている。

 南部と中部の地域では30日、学校が休校となった。また最大都市コロンボの空港へと向かう予定だった複数の航空便では、同国南部にあるマッタラ・ラジャパクサ国際空港(Mattala Rajapaksa International Airport)に行き先を変更するなどの措置が取られた。

 その一方、現在韓国を訪問中のマイトリパラ・シリセナ(Maithripala Sirisena)大統領は、軍に被災地支援を命じた。軍報道官によると、すでに2000人が展開しているという。(c)AFP