【11月28日 AFP】英国のヘンリー王子(Prince Harry)との婚約が27日に発表された米女優メーガン・マークル(Meghan Markle)さんは、これまでに世界の王族と結婚した数多くの米国人女性のリストにその名を連ねる最も新しいメンバーとなった。

 世界の「王家」に嫁ぎ、王女や王妃となった米国人女性5人を紹介する。

■グレース・ケリー

 グレース・ケリー(Grace Kelly)さんは1956年4月、モナコ大公レーニエ3世(Prince Rainier III)と結婚した。当時、ハリウッド女優として人気を博していたが、公妃となるために引退した。

 1929年11月12日、ペンシルベニア(Pennsylvania)州フィラデルフィア(Philadelphia)のアイルランド系カトリックの裕福な家庭の4人きょうだいの3番目としてグレース・パトリシア・ケリー(Grace Patricia Kelly)は生まれた。

 1951年の映画『14時間の恐怖(Fourteen Hours)』で銀幕デビューを果たしたケリーさん。翌年にはゲイリー・クーパー(Gary Cooper)さんと映画『真昼の決闘(High Noon)』で共演し、名声を得た。1954年の『喝采(The Country Girl)』ではアカデミー賞主演女優賞に輝いた。

 だが最も良く知られているのは、おそらくアルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)監督の3作品『ダイヤルMを廻せ!(Dial M for Murder)』、『裏窓(Rear Window)』、『泥棒成金(To Catch a Thief)』への出演だろう。

 レーニエ3世公からの求婚を受けケリーさんは女優業から一切手を引いた。2人の間にはカロリーヌ(Caroline)妃、モナコ大公アルベール(Albert)2世、ステファニー(Stephanie)妃の3人の子どもがいる。