【11月26日 AFP】メキシコ警察は25日、中部トルカ(Toluca)の2か所で実施した犯罪組織の摘発で、売春を強要されていた人身売買被害者の女性30人を保護したと発表した。

 保護された女性たちは21~39歳で、14人はコロンビア、10人はベネズエラ出身だという。

 女性たちは仕事があるとだまされてメキシコに連れてこられたあと、旅券などを取り上げられて売春を強要されていた。女性たちは言うことをきかなければ家族に危害を加えると脅されていたという。

 事件との関連で男1人と女1人が逮捕された。これまでで最大規模の摘発が行われたトルカがあるメキシコ州は国内でも最も危険な州の一つとされている。(c)AFP