【11月26日 AFP】インドネシア・バリ(Bali)島で26日、火山活動が続くアグン山(Mount Agung)から立ち上る噴煙は火口から上空4000メートルに達した。これにより空の便に欠航便が出るなどして観光客らが足止めされた。当局が明らかにした。

 アグン山からの噴煙は前日、噴火の恐れが新たに高まったとして近隣住民が避難を開始した21日の高さの2倍となる1500メートルに達したが、26日にはさらに上空まで立ち上った。その影響で、バリの空港の広報担当者によると、欠航したり着陸地を変更したりするなど、28便に影響が出た。

 またバリ(ヌグラライ、Ngurah Rai)国際空港は通常通り営業しているが、便を遅らせたり着陸地を変更したりする決定はそれぞれの航空会社に任せられているという。

 アグン山は50年以上ぶりに噴火する恐れが高まっている。前回の噴火は1963年で、このときは1600人近くが死亡した。(c)AFP