【11月24日 AFP】ロシア軍のワレリー・ゲラシモフ(Valery Gerasimov)参謀総長は23日、シリア内戦での目標は達成しつつあるとして、早ければ年内にも派遣部隊の規模縮小などを進める計画があることを明らかにした。

 年内のシリア派遣部隊縮小について問われたゲラシモフ氏は記者団に対し「もちろんだ。最高司令官によって決定され、(シリアに展開している)部隊の規模は縮小される」と述べた。ただ、撤退の規模については「広範囲に及ぶ」と述べるにとどまり、その時期も年内なのか、それより遅くなるのかは明言しなかった。

 一方で、空爆や戦闘への関与を縮小させても、紛争当事者和解センター、タルトス(Tartus)とフメイミム(Hmeimim)の基地などは残す考えを示した。

 ロシア政府は2015年9月にシリア内戦に介入し、バッシャール・アサド(Bashar al-Assad)政権を支援してきた。(c)AFP