【11月24日 AFP】アフガニスタン東部ナンガルハル(Nangarhar)州で23日、自爆攻撃があり、少なくとも8人が死亡、子どもを含む15人が負傷した。当局が発表した。現地での治安の悪化がうかがえる事件となった。

 事件は州都ジャララバード(Jalalabad)で発生。同州報道官によると、現場では当時、解任された地元警察幹部の復職を求めて数十人がデモを行っており、そこへ自爆犯が徒歩で近づいた。

 今回の事件をめぐっては、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が犯行声明を出している。

 アフガニスタンと米国の当局はISに対する攻勢を強めており、最近の発表で、ISは確実に支配地域を失いつつあると説明。今年1月の時点でIS戦闘員らはナンガルハル州内のおよそ9地区に存在していたが、今では大半が2~3地区内に抑え込まれているとした。

 その一方、IS側もアフガニスタン全土での攻撃を激化させている。(c)AFP