【11月24日 AFPBB News】グラスとボトルが載ったトレーを片手に速さを競い合う大会「ウエイターズレースジャパン2017(Waiters Race Japan)」が23日、神奈川県横浜市で開催された。飲食店やホテルの従業員や学生約130人が出場し、優雅な身のこなしを保ちながら水をこぼさぬよう駆け抜ける姿に、沿道から多くの人が声援を送った。

 今年で7回目を迎える同レースは、ウエーターズレース発祥の地、フランスに本部を置く「インターナショナル・ウエイターズレース・コミュニティ(The International Waiters Race Community)」の認定を受けた国内唯一の公式大会。男女別の個人戦と、5人編成の16チームが争う団体戦があり、いずれも直径30センチのトレーにボトル1本と水入りのグラス3個を載せて往復300メートルのコースを駆け、トーナメント方式で勝者を決する。

 参加者は、ちょうネクタイやスーツ、白衣や着物など、職場と同じ正装姿。同市内の有名レストランや老舗ホテルの看板を背負い、この日のために練習を積み重ねた参加者が真剣勝負を繰り広げた。

 団体戦で優勝した横浜ベイシェラトンホテル&タワーズAチームのキャプテン鮎川創(Hajime Ayukawa)さん(29)は、同僚14人を率いて3か月前から練習に励み、6回目の出場で悲願の初優勝を遂げた。「今後5年間はシェラトンの時代が続くよう、この大会のために日々の仕事もがんばりたい」と喜びをかみしめた。(c)AFPBB News