【11月23日 AFP】仏パリの市議会は22日、パリ版「ロンドンアイ(London Eye)」とも呼ばれる大観覧車「グランド・ルー(Grande Roue)」の撤去をほぼ満場一致で決定した。

 ルーブル美術館(Louvre Museum)近くのコンコルド広場(Place de la Concorde)に立つ観覧車は「催し物の王様」として知られるマルセル・カンピオン(Marcel Campion)氏が運営。1993年より設置と撤去が繰り返され、現在の運営許可は2018年7月で失効するが、市議会は新たに運営許可を発行しないことをほぼ満場一致で決定した。

 市議会は観覧車の撤去について、地区の「歴史的景観」の保護につながると説明。ブルーノ・ジュリアール(Bruno Julliard)副市長は、市議会は観覧車が別の場所に設置されることには反対でないとし、来年のクリスマス休暇に間に合うよう設置される可能性もあると話した。「誰でも運営者に志願できる。マルセル・カンピオン氏でもだ」 (c)AFP