【11月22日 AFP】(更新)中国政府は22日、ジンバブエのロバート・ムガベ(Robert Mugabe)大統領が辞任したことについて、同氏の決断を尊重し、今後も「友好的な」関係を維持していくとの意向を示した。

 外務省の陸慷(Lu Kang)報道官は定例記者会見で、「中国はムガベ氏の辞任の決断を尊重する。同氏はいまなお中国国民の良き友人だ」と述べた。

 欧米諸国がムガベ政権の人権侵害を理由に同氏と距離を置いていた中で、中国は長年にわたって同政権にとって政治的にも経済的にも主要なパートナーだった。

 だがジンバブエ軍が先週、実権を掌握し、ムガベ氏を自宅軟禁下に置いた以降、中国は双方に肩入れすることを避けていた。

 陸報道官は、ムガベ氏のジンバブエ独立への「歴史的な貢献」と、中国との友好関係への献身をたたえるとともに、中国はジンバブエ政権と協力する用意があると述べた。(c)AFP