【11月23日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は22日、グループA第5節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)は終了間際の失点でFCバーゼル(FC Basel)に0-1で敗れ、16強入り決定は最終節に持ち越しとなった。

 ユナイテッドはグループ首位通過が目前になっていた後半44分、緩慢な守備からミヒャエル・ラング(Michael Lang)に決勝ゴールを許し、バーゼルが土壇場で勝ち点3をさらった。前半はボールが枠を2回たたくなど圧倒していたユナイテッドだが、後半は流れが一変。ラングに劇的な決勝点を許したのもやむを得ない出来だった。

 それでも、ジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督率いるユナイテッドは、勝ち点12でグループ首位を維持し、これをCSKAモスクワ(CSKA Moscow)とバーゼルが同9で追っている。ユナイテッドは、ホームで行われるCSKAとの最終節で7点差以上で負けなければ突破が決まる。

 バーゼルは次節ベンフィカ(Benfica)と対戦。CSKAには直接対決の戦績で上回っているため、最終節はCSKAと同じ結果であれば突破が決まる。

 ユナイテッドは、12月5日に行われるCSKA戦の数日後にマンチェスター・シティ(Manchester City)とのダービーを控えている。そのためモウリーニョ監督は、この敗戦でCSKA戦でメンバーを落とす余裕がなくなったことに、何よりもフラストレーションをためているとみられる。

 モウリーニョ監督は「われわれが敗れた原因は、本来なら前半で5-0にしていなければならないところを、あれだけ圧倒しながら1点も決められなかったことだ。前半は、これで勝てなかったらおかしいという時間帯がいくつもあった。後半はおおむね0-0でOKという雰囲気になっていたが、最後にゴールを決められた」と話した。(c)AFP