■配給の列に6~8時間も

 ベグムさんのように、夫と死別し他に身寄りもない女性は、食料の入手がまた新たな闘いだ。配給の列には6~8時間並ばなければならない。「救援物資を受け取るのに、子連れでは行けない。息子たちと重い袋を一緒には運べないから」とベグムさんは訴える。

 とはいえ今の住まいとなっている防水シート張りのテントに、モハマドちゃんと3歳の兄を置いて行くわけにもいかない。誰も面倒を見てはくれないからだ。「周りの人たちも皆、おのおのの問題で手いっぱい。子どもの世話に割く時間のある人はいない。向こうに居て家に戻るまで気が触れそうになる。私に唯一残されたのが、この子たちなのだから」 (c)AFP/Sam JAHAN