【11月22日 AFP】タイサッカー協会(FAT)は21日、国内リーグ(1部)の選手や審判、監督ら12人が八百長の疑いで捜査対象になったことを発表した。捜査担当者からは「歴史的事件」との声も聞こえており、リーグ全体に激震が走っている。

 数年に及ぶ捜査の結果、ハーフタイムと試合終了時のスコアが操作された試合数は今シーズンだけでも最低4試合あったことが判明。選手らは「試合を放棄することで、金銭など何らかの利益」を受けたり、試合放棄やスコアの操作を他者に教唆したりした疑いで逮捕され、すでに保釈されているという。

 タイの警察によると、選手らに支払われた金額は1試合につき2万7000ドル(約300万円)程度だといい、現時点で正式に訴追は行われていないが、新たな証拠が見つかった場合は逮捕者が増える可能性があるとしている。(c)AFP