【11月22日 AFP】スペインとポルトガルを深刻な干ばつが見舞い、川がほぼ干上がったり、森林火災や農作物の損害が発生したりするなどしており、当局が対応に追われている。気象専門家らは乾期が長期化するケースが今後は頻繁に起きると警鐘を鳴らしている。

 気象当局によれば、ポルトガルの国土の94%が「極度の」干ばつに見舞われているという。気候学者のファティマ・エスピリト・サント(Fatima Espirito Sant)氏は、通常10月には干ばつの状況は改善するが、「今年のように一層ひどくなるのはこの国では初めて」と指摘する。

 スペイン全土の3分の2の地域では、過去3年間の雨量が例年より大幅に減少。スペイン農業保険者連合会(Agroseguro)によると、10月末の時点で穀物、ヒマワリ、オリーブが栽培されている耕地約138万ヘクタールが干ばつや霜による影響を受けたという。

 貯水池では水位が異常なほど低くなっており、10月にはポルトガル国内28か所で貯水率が40%を下回った。(c)AFP/Adrien VICENTE