【11月22日 AFP】米キニピアック大学(Quinnipiac University)が21日に発表した世論調査の結果によると、国内の女性有権者の60%が性的嫌がらせを受けた経験があり、うち3分の2以上が職場で発生したと回答した。

 性的嫌がらせを受けた場所は、職場が69%、路上が45%、家庭内が14%などだった。また回答した女性の89%が「深刻な問題」だと指摘した上で、55%はメディアでの疑惑報道が最近相次いでいることが、性的嫌がらせに対する理解の促進につながっているとの見方を示した。

 同様の被害を受けたと回答した男性有権者は20%にとどまったが、その60%は職場で発生したという。

 キニピアック大世論調査機関のアシスタントディレクター、ティム・マロイ(Tim Malloy)氏は、米国民の多くが「性的嫌がらせについて深い問題を抱えているということはこの数字を見れば分かる。実に女性の10人のうち6人が性的な被害を受けたと回答している」とコメントした。

 世論調査は11月15~20日に有権者1415人を対象としたインタビュー形式で行われ、誤差の範囲はプラスマイナス3.1ポイント。(c)AFP