【11月22日 AFP】サッカーオーストラリア代表のアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督が22日、指揮官の座を退き、2018年夏に行われるW杯ロシア大会(2018 World Cup)ではチームを指揮しないことを発表。チームは本大会に向けて、わずか数か月で後任監督探しを余儀なくされることになった。

 シドニーで記者会見に臨んだポステコグルー監督は「考えに考え、心に問いかけた結果、サッカールーズ(豪代表の愛称)の指揮官としての旅を終える決断を下した」と語った。

「代表を指揮できたのはこの上ない生涯の栄誉であり、当初思い描いていたような終わり方ではないかもしれないが、これが自分にとって適切なタイミングで、適切な判断でもあると思っている」

 ポステコグルー監督についてはここ数週間、代表チームが本大会出場を決めたとしても退任するのではないかという報道が出ていた。監督本人は報道を肯定も否定もせず、今週中にオーストラリア・サッカー連盟(FFA)と話し合いの場を持つと明かすにとどめていた。

 ポステコグルー監督とともに会見に臨んだFFAのデビット・ギャロップ(David Gallop)最高責任者は「残念であり、まだ少し困惑もしているが、考え方としては理解できる。人には時折、とにかく何か新しいことを始めなくてはと思える瞬間がやってくるものだ」と話した。

 後任については「現在進行中のプロセスに関しては、焦って事を進めるつもりはない。サッカールーズの日程には大きな空白があるし、適切な人物を後任に指名することが重要だ」とコメントした。

 オーストラリアは先日、ホンジュラスとの大陸間プレーオフを2試合合計スコア3-1で制し、4大会連続のW杯出場を決めている。(c)AFP