【11月23日 CNS】「世界トイレの日(World Toilet Day)」である19日、中国トイレ革命広報活動が北京(Beijing)で開かれた。国家旅游局によると、2018年から3年間で全国で新設または改装される予定の観光客向けトイレは6万4000か所。同時に、小さい子どもを連れて入れる親子トイレの建設を加速するとともに、婦人用トイレの比率を高める。同日、国家旅游局が発表した『新3か年行動計画(2018~20)』で明らかにした。

 婦人用トイレと紳士用トイレの比率は3:2以上とし、行楽シーズンや祝日、祭り期間中は移動トイレや婦人用トイレの設置を奨励する。このほか、国家級の観光区、省の観光区また4A級の観光区にも親子トイレを設置し、「十分なトイレの数、合理的な分布、有効な管理とサービス、環境が清潔、規律を守る」を今後3年間の目標とする。国家旅游局はまた、IT技術を応用してトイレを探すなどの問題を解決するために、トイレのデジタル地図やアプリなど管理サービス手法の導入を奨励している。

 CNS記者が調べたところによると、現行のトイレ革命が2015年初頭に実施されてから今年10月末までの間に、国家旅游局主導で新築または改装された観光用トイレは6万8000か所に達し、3年計画の目標(5万7000か所)を19.3%上回った。

 「トイレ革命」は、中国社会の流行語の一つになっている。インターネットのビッグデータ分析と全国の観光用トイレの評価調査によると、回答者の85%以上は「トイレ革命」という言葉を知っているという。また80%以上の回答者は、「トイレ革命がもたらした明らかな変化を感じた」という。国民や観光客のトイレに関する満足度も大幅に向上し、2年間で10ポイント増加した。(c)CNS/JCM/AFPBB News