【11月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は21日、グループE第5節が各地で行われ、セビージャFC(Sevilla FC)とリバプール(Liverpool FC)の一戦は、前半に3点差をつけられたセビージャが後半に猛反撃すると、ロスタイムにギド・ピサーロ(Guido Pizarro)が同点ゴールを決めて3-3の引き分けに持ち込んだ。

 試合はリバプールがロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)の2ゴール、さらにはサディオ・マネ(Sadio Mane)の得点で前半30分までに3点をリードし、9年ぶりとなる決勝トーナメント進出と首位通過を確実にしたかに見えた。

 しかしセビージャも後半、ウィサム・ベン・イェデル(Wissam Ben Yedder)の2得点で1点差に迫ると、迎えた後半ロスタイムにCKからピサーロが同点ゴールを突き刺し、1年近く続くホーム無敗記録を守った。

 リバプールを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は「前半は素晴らしかったが、後半はミスが増え、サッカーができなくなった。ボールを保持して試合をコントロールしなくてはならなかったが、それができなかった」と話した。

「こちらが少し受け身になったのに対し、相手が1点目を決めたことで明らかに雰囲気が一変し、それが相手を大きく後押しした」

 それでも、両チームはどちらも決勝トーナメントに近いところにいる。リバプールは勝ち点9でグループ首位をキープし、セビージャは同8ポイントで2位、3位のスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)が同6で追っている。

 2週間後の最終節は、リバプールが本拠地アンフィールド(Anfield)でスパルタクと対戦。セビージャはNKマリボル(NK Maribor)とのアウェーゲームに臨む。

 セビージャを率いるエドゥアルド・ベリッソ(Eduardo Berizzo)監督は「信じられない試合だ。非常に感動的な展開だった。選手たちと彼らが見せた反発力、そしてプライドをうれしく思う」とコメントした。(c)AFP/Kieran CANNING