【11月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は21日、グループF第5節が各地で行われ、ナポリ(SSC Napoli)はイタリア代表で出番に恵まれなかったロレンツォ・インシーニェ(Lorenzo Insigne)が華麗なゴールを決めると、その後も得点を重ねてシャフタール・ドネツク(Shakhtar Donetsk)に3-0で勝利し、グループリーグ突破へ望みをつないだ。

 イタリアが60年ぶりにW杯出場を逃した試合で、インシーニェは出場機会がなくベンチを温めて終わったものの、18日に行われたACミラン(AC Milan)とのリーグ戦でゴールを決めていた。そしてこの日も後半11分に貴重な先制点をもたらすと、ナポリはポーランド代表ピオトル・ジエリンスキ(Piotr Zielinski)とベルギー代表ドリース・メルテンス(Dries Mertens)がゴールを記録して勝利を収めた。

 インシーニェは伊メディアセット(Sport Mediaset)に対し「信じていたし、この試合が重要だということはわかっていた。全力を尽くし、その犠牲が報われた。みんな突破を信じている。他力なのは理解しているが、大切なのはレースに残ること。あとはマンチェスター・シティ(Manchester City)がシャフタールに勝ってくれることを願うよ」とコメントした。

「励ましてくれたマウリツィオ・サッリ(Maurizio Sarri)監督にも感謝したい。監督はいつも僕を信じてくれる。これからも、ゴールとアシストでその信頼に応えていきたい」

 グループFでは、全勝のシティが勝ち点15で首位通過を決め、9ポイントのシャフタールが2位、同6のナポリが3位となっている。シャフタールとの直接対決の成績で上回っているナポリは、最終節で最下位フェイエノールト(Feyenoord)に勝利し、さらにシャフタールがシティに敗れれば、逆転での2位通過が決まる。(c)AFP