【11月22日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)は21日、グループH第5節が各地で行われ、前回王者レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)とカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がそれぞれ2得点を記録するなど、アポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)に6-0で大勝し、決勝トーナメント進出を決めた。

 レアルは前半23分に先制すると、さらにハーフタイムを挟んだ計15分の間に一挙5得点を奪い、アポエルを粉砕した。しかし、同日の試合でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が2-1でボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)に勝利して首位通過を確定させたため、2位レアルは決勝トーナメント1回戦でマンチェスター・シティ(Manchester City)と対戦する可能性がある。

 レアルはルカ・モドリッチ(Luka Modric)のボレーで先制すると、同39分にはDFラインの裏に抜け出したベンゼマが追加点を記録。直後にはCKから味方がそらしたボールをナチョ(Jose Ignacio Fernandez Iglesias 'Nacho')が押し込み、さらに前半終了間際にはロナウドの横パスからベンゼマがこの日2得点目を流し込んだ。

 ロナウドは後半4分、マルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)のクロスからゴールを奪取。その5分後には、大勝劇を締めくくる自身2得点目を決めた。リーグ戦では出場8試合でわずか1得点にとどまり、チームが優勝争いに向けて足踏みする中で自身も不発が続いているが、チャンピオンズリーグでは状態の悪さに対する不安を振り払うかのように早くも計8得点を記録し、大会得点王争いでトップに立っている。

 32歳のロナウドは、12月に発表される「バロンドール(Ballon d'Or)」の獲得が有力視され、決まればFCバルセロナ(FC Barcelona)のリオネル・メッシ(Lionel Messi)と並んで史上最多5回目の受賞となる。

 敗れたアポエルは、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)へ回るためには最終節でドルトムントを上回る成績を残さなくてはならない。アポエルは敵地でトッテナムと対戦。一方のドルトムントはレアルとのアウェーゲームに臨む。(c)AFP