【11月21日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)は20日、ドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でチーフスカウトを務めたスヴェン・ミスリンタット(Sven Mislintat)氏が、新たにクラブの強化部門トップに就任したと発表した。

 ミスリンタット氏はドルトムントに在籍した10年間で、香川真司(Shinji Kagawa)やピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)、ウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)、クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)といった選手の獲得に貢献した。

 若手選手の才能を見抜く力から「ダイヤモンド・アイズ」のニックネームで知られるドイツ出身の45歳は、12月から新たなポジションに就き、チームを率いるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督やイバン・ガジディス(Ivan Gazidis)最高経営責任者(CEO)と共に、新戦力獲得へ向けた仕事を開始する。

 ベンゲル監督はクラブのウェブサイト上でコメントを発表し、「スヴェンが仲間に加わることを喜んでいる。若い才能を発掘して育てるのは、われわれの根底にある哲学であり、スヴェンは過去何年も傑出した実績を残してきた。彼が強化部門のアプローチを前進させることに期待している」と述べた。

 アーセナルはチームスカウトのスティーブ・ロウリー(Steve Rowley)氏が辞任したばかりだが、同氏はコンサルタント的な役割として今後もクラブに関わっていくという。(c)AFP