【11月21日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のFWピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)が、21日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)戦で復帰する見通しであることが明らかになった。

 成績不振で批判にさらされているドルトムントのピーター・ボス(Peter Bosz)監督は20日、トレーニングへの遅刻に加え、クラブの練習場で無断で動画撮影を行ったとして出場禁止処分を科されていたオーバメヤンが、戦列に復帰したことを発表。

 同日開かれた記者会見で「オーバメヤンは出場する。彼とはVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)戦後に話をし、きょうもチーム練習に参加した。すでにわれわれは問題を解決しており、私は終わったことだと考えている」と語った。

 ガボン代表のオーバメヤンは、17日に行われたシュツットガルトとのリーグ戦でメンバー外となり、シーズン序盤は好調だったチームも、同日の試合を1-2で落としたことでリーグ5位に転落している。

 ドルトムントは現在、チャンピオンズリーグのグループHで3位につけており、決勝トーナメント進出に望みをつなげるには、グループ首位のスパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)を破り、同日の試合でレアル・マドリード(Real Madrid)がアポエル・ニコシア(APOEL Nicosia)に敗れることが絶対条件となる。

 国内リーグで急降下が続く中、勝利を手にしてプレッシャーを和らげたいボス監督は「私はこの試合をチャンスとみている。勝利が絶対視されているわけではないからだ」とコメント。

 また、25日にホームで行われるリーグ2位のシャルケ04(Schalke04)との一戦を前に、トッテナム戦では敗戦だけは避けたいMFユリアン・バイグル(Julian Weigl)は「シュツットガルト戦後の悪い気分が今も残っているが、チームとしてこの状況を乗り越えることが重要」「自分たちの強みに集中する必要がある」と付け加えた。(c)AFP