【11月20日 AFP】国連(UN)が「世界トイレの日(World Toilet Day)」と定める19日、インド政府が屋外で用を足すのを控えるよう市民に呼び掛けているにもかかわらず、同国与党に所属する政治家が公の場で立ち小便をしている姿を捉えた動画がインターネット上で拡散された。

 赤っ恥をかいてしまったのは、西部マハラシュトラ(Maharashtra)州の水保全相を務めるラム・シンデ(Ram Shinde)氏。18日に道路脇で用を足すシンデ氏の姿を捉えた動画は、トイレ不足による衛生面のリスクを啓発する目的で制定された「世界トイレの日」に当たる19日、ネット上で拡散された。

 同国の政権与党インド人民党(BJP)の党員であるシンデ氏は、「しなきゃならない時はしなきゃならない」と述べ、自身の行為を弁護。

 またPTI通信に対しては、渇水に苦しむマハラシュトラ州での水保全プログラムについての視察のため、ここ1か月は移動続きだったと釈明した上、「高温の中での絶え間ない移動とほこりで体調が悪くなった。発熱で苦しんでおり、移動中にトイレが見つけられなかった時には、屋外で用を足す必要があった」と語った。(c)AFP