【11月20日 時事通信社】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官は20日、東京都内で記者会見し、ミャンマーのイスラム系少数民族ロヒンギャが隣国バングラデシュへ大量に脱出している問題について「ボスニア・ヘルツェゴビナやルワンダで虐殺が起きた1990年代以来、最も深刻な状況」と非難した。

 グランディ氏は9月下旬にバングラデシュのロヒンギャ難民キャンプを訪問した。難民が置かれている状況について「食料、医療、住居など問題は非常に多く、受けた心の傷も大きい」と語った。

 一方、日本政府がUNHCRに拠出する資金援助額が近年減少していることや、日本の難民受け入れ数が年間20~30人と少数であることを指摘。ロヒンギャ難民問題で「日本が果たす役割は非常に重要。ぜひ解決のための手助けを頂きたい」と呼び掛けた。

 グランディ氏は、米国で活動する日本人ギタリストのMIYAVIさん(36)が日本人初のUNHCRの親善大使に就任したことも発表した。MIYAVIさんはUNHCR特使の米女優アンジェリーナ・ジョリーさんと親交がある。(c)時事通信社