【11月21日 AFP】(写真追加)ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相(37)は20日、今月ベトナムで行われたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領からカナダのジャスティン・トルドー(Justin Trudeau)首相夫人と勘違いされたといううわさを否定した。

 APECは、アーダーン氏が先月首相に就任してから初めて出席する首脳会議だった。この「うわさ」というのは、トルドー氏がアーダーン氏を紹介した際、トランプ氏はアーダーン氏をトルドー氏の妻のソフィー(Sophie Gregoire Trudeau)夫人と勘違いし、さらにその間違いに気付くまで数分かかったというものだった。

 しかしアーダーン首相本人は、トランプ氏との初対面の詳細には伝聞されるうちに混乱が生じ、トランプ氏が勘違いした事実はなかったと説明した。

 アーダーン氏によると、首脳会議の場に居合わせた「ある第三者」が、トランプ氏の勘違いがあったと思い込んだという話を、アーダーン氏自身がニュージーランドに帰国してから友人らに語ったという。アーダーン氏は、この第三者の氏名の公表には応じていない。

 首相はテレビ・ニュージーランド(TVNZ)に対し、「ちょっと面白いエピソードであって、それによって外交問題を引き起こしたいとは思わない…あの話はするべきではなかったと思う」と述べた。(c)AFP