【11月20日 AFP】ドイツの民放大手プロジーベンザット1(ProSiebenSat.1)は19日、同社の最高経営責任者(CEO)が早期退任すると発表した。同CEOに対しては、「ちょっと太ったちょっと貧しい人々」が主要視聴者層だと発言して怒りの声が集まっていた。

 同社は声明で、「トーマス・エベリング(Thomas Ebeling)CEOは、2018年2月22日に開かれる第1期決算報告の記者会見をもって退任する」と明かした。エベリング氏と監査役会が19日に合意したという。

 声明では問題の発言については言及していないが、国内メディアはエベリング氏が辞任に追い込まれたと報じている。

 最近開かれた金融アナリストらとの会議でエベリング氏は、「ソファでくつろぎ娯楽を求める、ちょっと太ったちょっと貧しい人々がいる。それが変わらないコアターゲット層だ」と発言していた。(c)AFP