【11月21日 時事通信社】アフリカのジンバブエでは、軍に軟禁されたムガベ大統領(93)が19日、与野党や軍、市民からの退陣圧力が増しているにもかかわらず辞任を拒否した。議会での大統領弾劾が現実味を増しており、情勢は一段と緊迫化する恐れが出てきた。

 支配政党で、19日にムガベ氏を党首から解任した「ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線(ZANUーPF)」はムガベ氏に対し、20日正午(日本時間同午後7時)までに大統領を辞任するよう要求。受け入れなければ議会で弾劾手続きを開始すると警告していたが、ムガベ氏は期限までに応じなかった。

 現地からの報道では、弾劾手続きは21日に始まる見通しだ。ロイター通信によると、与党がまとめた弾劾開始に向けた動議案は、ムガベ氏について「不安定の原因」であり、「前例のない経済崩壊」を招いたと非難している。(c)時事通信社