【11月20日 AFP】シリア政府軍は19日、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が支配していた東部デリゾール(Deir Ezzor)県の町アブカマル(Albu Kamal)を再び奪還した。同地はISにとってシリア都市部の最後の拠点だった。

 イラク国境に近いアブカマルは、今月に入りシリア政府軍が奪還したと発表していたが、ISが1週間前、奪い返していた。

 英国に拠点を置くNGO「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、3日間の激しい戦闘で政府側に31人、IS側に少なくとも50人の死者が出たという。

 一方、首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータ(Eastern Ghouta)でも政府軍が激しい爆撃を加え、監視団によると民間人8人が死亡、25人が負傷した。(c)AFP