【11月19日 AFP】中国国営メディアによると、北京で18日夜、下宿1棟が焼ける火災があり、19人が死亡、8人が負傷した。

 国営新華社(Xinhua)通信が地元当局の発表として伝えたところによると、火災が発生したのは、家賃が安く、中国内陸部からの出稼ぎ労働者らが手頃な住居を見つけやすい北京南部の大興(Daxing)区。

 新華社によると、火災は発生から約3時間後に鎮火し、負傷者は病院に搬送された。火災の原因については報じられていないが、不特定多数の容疑者が警察に身柄を拘束されたという。

 当局は19日、火災の原因の調査を進めていると発表した。

 中国では火災予防のための規則が軽視され、取り締まりも緩く、複数の死者が出る火災は珍しくない。

 9月には東部浙江(Zhejiang)省台州(Taizhou)で住宅2棟が焼ける火災が発生し、11人が死亡した。(c)AFP