【11月19日 AFP】イタリア・セリエA、ユベントス(Juventus)のマッシミリアーノ・アレグリ(Massimiliano Allegri)監督とインテル(Inter Milan)のルチアーノ・スパレッティ(Luciano Spalletti)監督が18日、現在ポストが空いているイタリア代表指揮官就任を否定した。

 サンプドリア(Sampdoria)戦を19日に控え会見した50歳のアレグリ監督は、「代表チームを指揮するのは私の目標の一つだが、それは今ではない」とコメントしている。

 欧州予選プレーオフでスウェーデンに敗れ、2018年W杯ロシア大会(2018 World Cup)に手が届かなかったイタリアは、60年ぶりに本大会出場を逃した代表チームの再建を託す指揮官探しが急務となっている。

 スパレッティ監督も同じく19日にアタランタ(Atalanta)戦を控えて行われた会見で、自身は代表監督の候補ではないとしている。

 今夏にASローマ(AS Roma)からインテルの指揮官に転身し、チームを立て直したスパレッティ監督は、「代表チームを率いてみたいが、そのタイミングは今ではない。インテルでいい仕事をしたい」と話している。

 今季リーグ戦無敗で勝ち点30を獲得しているインテルは、首位ナポリ(SSC Napoli)を暫定ながら5ポイント差で追っている。スパレッティ監督の下でローマは昨季、クラブ記録となる勝ち点87を獲得して2位でシーズンを終えた。

 セリエA6連覇中のユベントスは、うち4度の優勝をアレグリ監督の下で成し遂げている。2011年にはACミラン(AC Milan)を率いてスクデット(リーグ優勝)を獲得しているアレグリ監督は、「私にはまだユベントスで成し遂げたい目標がある。未来に向けたチームの構築だ」と話している。

「そのこと(イタリア代表)については数年後に話をすることができる。もしオファーがあったらの話だがね」 (c)AFP