【11月19日 AFP】ホンジュラスとの大陸間プレーオフを制してW杯ロシア大会(2018 World Cup)出場を決めたオーストラリアのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督が、今週中に豪サッカー協会(FAA)と話し合いを行い、本大会でも指揮を執るかを決めると話した。

 代表は先週行われたホンジュラスとのプレーオフ第2戦に3-1で勝利し、4大会連続のW杯出場を決めたが、監督については代表を離れるといううわさが広まっている。10月に監督に近い筋の情報として、予選を突破できたとしても退任するという報道が出た後、監督は退任を否定も肯定もしていない。

 監督はこの日、オーストラリア放送協会(ABC)のインタビューに応じ、12月1日の組み合わせ抽選も近づいている中で、できるだけ早く不透明な状況を解決したいと話した。

「今週そうなる。早めに話し合うつもりだ。何度も同じことを聞かれたてうんざりな部分もあるが、できる限り誠実であろうとしてきたし、だからこの(ホンジュラスとの)試合の後にすべて決まると言ってきた。うわさで人々を振り回してきたのは私じゃない。間もなく決まる。今週話し合い、そこで解決策を見つける」

 自分の中で去就は決まっているのかと問われると、監督は「流動的だ」と答えた。

「決まっていない。何かの仕事が決まっているわけではない。いろいろな要素があるんだ。かなり個人的なことに、プライベートな問題。私個人のものもあれば、プロフェッショナルなものもある。そういったことをすべて考慮しなくてはならない。チームにとって何が良いかも話し合う。だから今週はあらゆることを話し合い、早めに結論を出す」

 そして監督は、FAAのデビット・ギャロップ(David Gallop)最高責任者との関係が悪化したことで、辞任に追い込まれかけているのではといううわさを否定した。

「多くの人が、デビッド・ギャロップと私との関係が壊れているということにしたがっているが、そんなことはない。私は友人になるために誰かと仕事をしているのではない。私が必要としているのは仕事に対するサポートで、そして協会からは100パーセントの後押しが得られている。私が何かを求めたこともないし、だから関係の問題ではない。もっと深く、大きな話だ」 (c)AFP