【11月18日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)を率いるルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は17日、パトリス・エヴラ(Patrice Evra)について、その「素晴らしいキャリア」の幕がファンに対する暴力行為で閉じないことを願うと語った。

 エヴラは今月2日に行われたサッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)のビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)戦の開始を前に、サポーターの頭部を蹴った。その8日後、エヴラはマルセイユとの契約解除で合意し、現在は無所属となっている。

 19日のボルドー(FC Girondins de Bordeaux)戦を控えて会見に臨んだガルシア監督は「こういった形で終わりを迎えることになれば残念だ。この機会に言わせてもらうが、パット(エヴラ)は素晴らしい人物で、ロッカールームでは誰もが彼のことが好きだった」とコメントした。

 一方でガルシア監督は、たもとを分かつ判断は「最良の選択肢だった」との考えを示している。

 またガルシア監督は、ロッカールーム内でのリーダーシップについて心配はないとも付け加えた。

「このチームは経験値の高い選手に事欠かない、スティーヴ・マンダンダ(Steve Mandanda)のようにね。すべてのリストをみせることはできないが、30歳代の真のリーダーがいる」 (c)AFP