【11月18日 AFP】米国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は17日、ジンバブエで狩猟したゾウの体の一部を記念品として米国に持ち込むことについて許可するとした自らの政権の判断を発表からわずか1日で覆し、当面は輸入禁止を維持する姿勢を明らかにした。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)に「狩猟の記念品に関する決定は、保護に関する事実をすべて私が再検討するまで保留とする」と投稿した。

 趣味として合法的に野生動物を狩猟する「トロフィー・ハンティング」で得られた剥製などの米国への持ち込みは、バラク・オバマ(Barack Obama)前政権が2014年に禁止していたが、米魚類野生生物局(US Fish and Wildlife Service)は16日、ウェブサイトで「ジンバブエで2016年1月21日から2018年12月31日の間にスポーツハンティングによって狩られたゾウの記念品を米国に持ち込む許可証の発行を始める」と発表し、動物愛護団体などから激しく批判されていた。

 トランプ氏がツイートを投稿する数時間前には、サラ・サンダース(Sarah Sanders)大統領報道官が、魚類野生生物局の判断を擁護したばかりだった。(c)AFP