【11月18日 時事通信社】ベルギーの首都ブリュッセルの裁判所は17日、スペイン司法当局から逮捕状が出ている、同国カタルーニャ自治州政府のプチデモン前首相と元幹部4人について、スペインに移送するかどうかを判断するための審理を開いた。出廷した5人の弁護士によると、検察は逮捕状の執行を求めたが、判事は判断を後日に持ち越した。

 ベルギーのメディアなどによると、弁護士は記者団に、12月4日に改めて審理が開かれることを明らかにした。弁護士はこれまでメディアを通じ、「逮捕状は政治的な動機に基づいて出されており不当だ」と強調してきた。仮に移送の判断が出ても、異議を申し立てる構えを崩していない。

 最終決定までの期間は通常で最大60日だが、ベルギー司法省は法的な抵抗を考慮し、「異例な状況では最大90日かかる」との見方を示している。

 プチデモン氏らはスペイン中央政府から州政府の要職を解任されたことを受け、10月末にベルギーに出国。しかしスペイン当局が今月3日に国家反逆罪の容疑で欧州連合(EU)共通の「欧州逮捕状」を出した後、ベルギー警察に出頭した。ベルギー当局は裁判所や警察の呼び出しに応じることを条件に保釈していた。(c)時事通信社