【11月17日 CNS】中国・上海(Shanghai)の漢口路50号(Hankou Road No.50)にある中国銀行の発祥の地(大清銀行旧跡ビル)にイルミネーションが灯り、100年の歴史がある建築物がきらびやかな装いをみせている。

 漢口路50号は、黄浦区(Huangpu)外灘(バンド、Bund)の金融機関が密集する地区内にある。一帯は古典的なおもかげが残るヨーロッパ式の建物がならび、旧中国銀行ビルは、建築設計会社の通話洋行(Atkinson&Dallas)の設計によって1908年に建設された。2005年には上海市の優秀歴史建築物として承認された。

 1912年2月5日、孫文(Sun Yat-sen)の許可を経て、中国銀行がこの地区に発足した。100年後の2012年には、歴史ある建物に中国銀行が「回帰」。15年に建物の改修作業が始まり、約1年かけて作業が完了した。外部の投光照明は夜になると至る場所でイルミネーションが点灯するように改装され、外灘一帯の景色を美しく照らす風物詩となっている。(c)CNS/JCM/AFPBB News