【11月17日 AFP】17-18NBAは16日、各地で試合が行われ、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)はカイリー・アービング(Kyrie Irving)が終了間際の約5分間で11得点を挙げる活躍を見せ、92-88でゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)に勝利した。

 東西カンファレンスのトップチーム同士の注目対決となったこの試合では、セルティックスが第3クオーターに一時は17点差をつけられながらも逆転に成功して連勝記録を2010年以降では最も長い14に更新し、9年前に樹立した球団最長記録にも5に迫った。

 セルティックスが先月18日に行われたミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)とのホーム開幕戦以降では負け知らずとなっているのに対し、王者ウォリアーズは連勝が7で止まり、今季の通算成績が11勝4敗に後退した。

 この試合で16得点を記録したアービングは、10日の試合で顔面を骨折して2週間はプラスチックの保護マスクを着用することになっていたが、第3クオーターにそれを外して奮起すると同時にチームが反撃を開始した。

 セルティックスはジェイレン・ブラウン(Jaylen Brown)がチーム最多の22得点を記録すると、アル・ホーフォード(Al Horford)が18得点に加えゲームハイの11リバウドをマーク。マーカス・モリス(Marcus Morris)とジェイソン・テイタム(Jayson Tatum)もそれぞれ12得点の活躍をみせた。

 対するウォリアーズは、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が24得点でチームをけん引する一方で、年間最優秀選手(MVP)に通算2度選出されているステフェン・カリー(Stephen Curry)は、右足太ももの打撲から復帰した最初の試合でファウルトラブルに見舞われた上に、フィールドゴール(FG)が14本中3本しか入らず9得点に終わった。

 試合時間残り1分22秒でウォリアーズはクレイ・トンプソン(Klay Thompson)の3ポイントシュートを沈め88-86とリードを奪った。しかし、セルティックスもアービングがトンプソンからファウルを誘発して2本のフリースローで同点に追いついた。

 ウォリアーズはその後、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が3ポイントシュートに失敗した上にアービングにファウルを与え、フリースローで2点を入れられて残り14秒で勝ち越しを許した。さらには、デュラントもベースラインからのジャンプシュートを外してセルティックスにリバウンドを取られ、テイタムに2本のフリースローを決められ、とどめを刺された。(c)AFP