【11月17日 AFP】北朝鮮の核開発計画に対する国連(UN)の最新の制裁措置の一環として、シンガポールが今月8日以降、北朝鮮との貿易を停止していたことが明らかになった。16日、シンガポール税関が公式サイトに掲載した。

 同サイトによると「輸出入、積み替え、シンガポール領内の通過のいずれかにかかわらず、朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)宛てまたは同国からのすべての商業的な物品取引」が11月8日付で禁止された。同税関は14日に貿易業者などに通知を送ったという。

 違反者には初回の場合、罰金10万シンガポールドル(約830万円)か、取引対象となった物品総額の3倍の罰金、または2年以内の禁錮刑、あるいは罰金と禁錮刑の両方を科され、再犯者にはさらに厳罰が科される。

 核実験やミサイル発射実験を続ける北朝鮮に対し、国連安全保障理事会(UN Security Council)は最近、米国の主導で最新の制裁決議を2度採択した。(c)AFP