【11月17日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するトロ・ロッソ(Toro Rosso)は16日、来季の正ドライバーとしてフランス出身のピエール・ガスリー(Pierre Gasly)とニュージーランド生まれのブレンドン・ハートレー(Brendon Hartley)の新人ペアを継続起用すると発表した。

 トロ・ロッソは、「次週の第20戦アブダビGP(Abu Dhabi Grand Prix 2017)では、2018年シーズンの開幕に向けて貴重な経験をさせるため、ピエールが通算5回目、ブレンドンが通算4回目の出走を果たすことになる」と明かした。フランツ・トスト(Franz Tost)代表も、「2018年のわれわれのドライバーとして、ピエールとブレンドンがこれほど早い段階でレッドブル(Red Bull)から承認されてとても喜んでいる」と述べた。

 現在21歳という若さのガスリーは、今季の躍進を喜ぶとともに来季の成績向上を見据えながら、「本当にうれしい。アブダビGPと来季に向けて大きな励みになるよ! 待ちきれないね」とコメントした。

 一方、第85回ルマン24時間耐久レース(Le Mans 24 Hour Race 2017)を制した実績を持ち、すでにスターの風格がある28歳のハートレーは、このニュースに信じられない様子を見せた。

 FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance ChampionshipWEC)ではポルシェ(Porsche Team)に所属していたハートレーは、「夢はかなうものだね。来季トロ・ロッソでF1に参戦することが決まって、本当に驚いているよ。2018年にF1で走るという、びっくりするような機会に恵まれてとても満足だ」と話した。

 今季のトロ・ロッソが開幕から起用していたドライバーは、来季からルノー(Renault)に移籍するカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)と、苦戦が続いたダニール・クビアト(Daniil Kvyat)だった。(c)AFP