【11月17日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は16日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が来週、北朝鮮をテロ支援国家に再指定するかどうか決断するとの見通しを明らかにした。サラ・ハッカビー・サンダース(Sarah Huckabee Sanders)米大統領報道官が「大統領は来週初めに決断し、発表すると思う」と述べた。

 北朝鮮をめぐっては今月、ホワイトハウス高官が匿名を条件に、テロ支援国家のブラックリスト入りの「条件に明らかに該当する」と述べ、トランプ大統領の決断が北朝鮮にとっては凶報となることを示唆していた。

 米国による北朝鮮のテロ支援国家指定は2008年、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush)大統領(当時)が非核化促進の一環として解除していた。

 今回の再指定は象徴的な意味合いが大きく、援助や輸出に対して既に行われている制裁・規制の強化が主な対応となる。ただ、この動きは、北朝鮮の核弾頭ミサイル開発をめぐる手詰まり状態の外交的解決を目指す努力を妨げる恐れがある。(c)AFP