【11月17日 AFP】男子テニス、ATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2017)は16日、英ロンドンで5日目が行われ、大会第8シードのジャック・ソック(Jack Sock、米国)が6-4、1-6、6-4で第3シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を破り、準決勝進出を決めた。シーズン最終戦における米国勢の4強入りは、2007年のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏以来。

 現在キャリアハイの世界ランキング9位につける25歳のソックは、今月初めに行われたパリ・マスターズ(Rolex Paris Masters 2017)でマスターズ1000(ATP World Tour Masters 1000)初優勝を果たし、今大会は開幕直前に出場が決まった。

 それでもソックはこの日、20歳の新鋭ズベレフとの激闘を制し、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)に次いでボリス・ベッカー・グループ(Group Boris Becker)2位通過を確定。18日の準決勝では、ピート・サンプラス・グループ(Group Pete Sampras)首位のグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)と激突する。

 仮にO2アリーナ(O2 Arena)行きがかなわなかった場合は、米オーガスタ(Augusta)でゴルフをする予定だったというソックは試合後、「目まぐるしく状況が変わる試合だった。(先にブレークを許した)第3セットも良い出だしを切れたわけではなかったが、何とか踏みとどまってファイトし続けることができた」と語った。(c)AFP/Steven GRIFFITHS