【11月17日 AFP】米下院は16日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領の抜本的な税制改革法案を可決し、同法案は上院に送られた。大統領にとっては勝利への第一歩となったが、法案の上院通過はより困難となる見通しだ。

 下院議会は、同法案を賛成227、反対205で可決。民主党議員全員と共和党議員少なくとも13人が反対票を投じた。採決に先立ち、トランプ氏は共和党議員らと会談し、同法案に対する支持を要請していた。

 税制改革法案は、米国企業と個人に対する減税を掲げているが、減税による公的債務拡大を危惧する声も上がっており、一部の共和党員は法案の詳細について懸念を表明している。(c)AFP