【11月16日 AFP】英国反ドーピング機関(UKAD)は15日、同国出身の元自転車選手ブラッドリー・ウィギンス(Bradley Wiggins)氏が2011年に謎の小包を受け取っていた件に関する調査が終了し、同選手に対する処分はないと発表した。

 今回の調査は、英紙デーリー・メール(Daily Mail)が2011年のツール・ド・フランス(Tour de France)でウィギンス氏にチームスカイ(Team Sky)から謎の小包が届けられていたことを報じた2016年9月以降、およそ14か月にわたり続いていた。

 しかし、UKADはこの日、「(問題とされた行為があったのと)同時期の証拠」が不足したとして、禁止薬物使用などの不正疑惑がかけられていたウィギンス氏をはじめ、チームスカイや英国自転車連盟(British Cycling)には、いかなる処分も科さないと述べた。

 ウィギンス氏は今回の決定を受け、「調査期間中は私と家族にとって生き地獄だった」「悪意のある魔女狩りだとしか思えない時期もあった」と自身のツイッター(Twitter)でつづっている。(c)AFP