【11月16日 CNS】中韓の経済貿易問題について、中国商務部の広報担当の高峰(Gao Feng)氏はこのほど行われた定例記者会見で、「中韓の経済貿易における協力と交流は、まず民意を第一とし、中国側は韓国側と言行一致の姿勢で関連の問題を善処し、健全な発展と良好な環境を持続させていきたい」と述べた。

 記者からの「中韓両国は各領域における交流、協力関係を推し進めていくことに同意したが、商務部ではどのような措置を採用し、中韓の経済貿易の軌道を立て直す考えか」とする質問に対して答えた。

 高氏は「中韓両国は互いに重要な経済貿易の協力における重要なパートナーであり、互いの経済を補い合う気持ちも強い。発展への巨大な潜在能力もある。我々中国側は韓国を特に重視しているし、双方間の経済協力問題はこれからも継続して積極的で開放的な態度を示していきたい」と回答した。

 中国側の統計データによると、今年の1~9月までの中韓の貿易金額は2022億ドル(約22兆8600億円)で、前年同期と比べ11.4%増加している。また、今年1月には両国で開催した中韓自由貿易協定によって3度目の減税をスタートさせている。世界経済の不況と貿易保護主義が台頭し始めている環境下で、中韓自由貿易協定は緩やかに実施され、両国の経済貿易の交流強化と経済成長の促進に積極的な作用を発揮している。(c)CNS/JCM/AFPBB News