【11月15日 AFPBB News】トイレや水回りの周辺機器の専門展示会「トイレ産業展2017(Toilet Tokyo)」が東京都江東区の東京ビッグサイト(Tokyo Big Sight)で15日から始まった。公共施設向けの快適なトイレ設備や、災害時に備えた仮設・簡易トイレなどが大勢の来場者の注目を集めている。

 同展は今年で3回目。主催の日本能率協会(Japan Management Association)によると、「日本のおもてなしの象徴であるトイレ」業界の活性化のため、2020年の東京五輪が決定した翌年の2014年に初めて開催した。会場には、洗面台や着替え台を備えた男女兼用の仮設トイレや自動開閉する漆塗りのサニタリーボックスなど、トイレにまつわるさまざまな製品が展示されている。

 また、災害時に向けた、マンホールの上に設置する簡易トイレやおがくずを使い排せつ物を分解するバイオトイレも充実。日本トイレ協会の佐竹明雄(Akio Satake)事務局長(82)は、「災害に備えてトイレを用意している家庭はまだ15パーセント。食と排せつ、どちらも人間の生存に大切」と備えの大切さを訴えた。17日まで。(c)AFPBB News