【11月15日 AFP】(更新)レバノンのサード・ハリリ(Saad Hariri)首相が今月初めに訪問先のサウジアラビアで突然辞任を表明したことについて、レバノンのミシェル・アウン(Michel Aoun)大統領は15日、サウジアラビアがハリリ氏を「拘束している」と非難した。

 アウン大統領は「ハリリ首相が12日間も帰国できずにいる正当な根拠は何もない。従ってわれわれは、首相がウィーン条約(Vienna Convention)に反して拘束されているものとみなす」とレバノン大統領府の公式ツイッター(Twitter)アカウントに投稿した。

 今月4日に訪問先のサウジアラビアの衛星テレビ局アルアラビーヤ(Al-Arabiya)を通じて突然、辞任を表明したハリリ氏の境遇をめぐっては、さまざまな臆測が飛び交っている。なかには、サウジ当局が汚職の一斉摘発と称して行った大量拘束に絡んでハリリ氏も身柄を拘束されたとのうわさも出ている。

 サウジアラビアで育ちで同国の国籍も保持し、サウジアラビア当局とも緊密な関係を保ってきたハリリ氏は12日、拘束のうわさを鎮静化しようと自身の政党が運営するテレビ局のインタビューで、移動は自由であり数日以内にレバノンへ帰国すると語った。また14日にも、ツイッターで再び拘束のうわさを否定し「近日中に帰国する。落ち着いてくれ」と述べているが、帰国の兆候はみられない。(c)AFP