【11月15日 AFP】英王室のキャサリン妃(Catherine, Duchess of Cambridge)の叔父に当たるゲーリー・ゴールドスミス(Gary Goldsmith)氏(52)が14日、首都ロンドンの裁判所に出廷し、酔っ払って妻と口論となった末に妻の顔を殴ったと認めた。

 ゴールドスミス氏は、キャサリン妃の母親キャロル・ミドルトン(Carole Middleton)さんの弟で、2011年に行われたウィリアム英王子(Prince William)とキャサリン妃の結婚式にも招待客として参列している。

 妻のジュリーアン(Julie-Ann Goldsmith)さんを殴打した罪に問われていたゴールドスミス氏は14日、ウェストミンスター治安判事裁判所(Westminster Magistrates' Court)に出廷し、ロンドン市内の自宅前で10月13日の早朝、ジュリーアンさんの顔を握りこぶしで殴ったと認めた。ジュリーアンさんは路上に倒れ、もうろうとしていたという。

 ゴールドスミス夫妻は慈善イベントから自宅へ戻るタクシーの車内で口論を始めた。口論はタクシーを降りてからも自宅前の路上で続いた。検察側はジュリーアンさんが、タクシー運転手の証言によれば「左フック」でゴールドスミス氏に殴られ、地面に倒れたと主張。ジュリーアンさんは目を閉じたまま15秒ほど倒れていたが、ふらつきながら立ちあがった。パニック状態になったゴールドスミス氏はジュリーアンさんを家の中に入らせようとして、家を出たり入ったりしていたとしている。

 ゴールドスミス氏への判決は21日に言い渡される。(c)AFP