【11月15日 CNS】中国・広東省(Guangdong)初となる、富裕層向けプロの「家庭執事」を推し進める計画を、同省ホームサービス業協会が進めている。

 大卒以上の学歴を持つ「執事」を育成・訓練をするため、イギリスからトレーナーを招へい。母子健康や老人介護などの需要がある顧客に、「執事」や臨時派遣などの「特別注文」サービスを提供する。年俸は最低でも12万元(約204万円)という。

 同協会の杜暁娟(Du Xiaojuan)副会長によると、広東省は家政従業員が最も多く需要も大きい土地だが、家政業界は業界の規範や基準が不十分で、訓練不足や従業員の情報が不透明であるなどの問題が存在するという。特に近年、「毒家政婦」による悲惨な事件が連続して起きたことからも、家政業界の信用を構築するため業界基準の標準化を行う必要があるとしている。

 同協会の計画は8日、広東省婦女連合会などの部門に許可され、同省初の富裕層向けプロの「家庭執事」の育成訓練の家政文化サービス専門会社として発足。同社は、母子のケアや高齢者介護、清掃など、国際標準審査をクリアした「執事」チームを派遣し、雇い主の指示に基づき仕事をする「オーダー式」で客にサービスを提供する。

 現在、広東省の一部地域の就職訓練サービスを行う起業インキュベーションセンターでは、初級技能証明書を取得済みの学生に対して昇進訓練を行い、「執事型複合人材」の育成を急いでいる。また、すでに7校の高等教育機関と人材育成の提携を結び、今後は約5万人の専門人材バンクを構築する計画だ。

 「現在、広東地区は約200件の注文を受けている。トレーニングを経た『執事』の初任給は最低でも年間12万元から最高は30万元(約511万円)だ」と杜副会長は話している。(c)CNS/JCM/AFPBB News