【11月15日 AFP】男子テニスのラデク・ステパネク(Radek Stepanek、チェコ)が14日、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup)で2度の優勝を果たし、四大大会(グランドスラム)のダブルスでも二つのタイトルを手にした21年に及ぶキャリアに終止符を打つと表明した。

 けがに悩まされてきた38歳のベテランは、チェコ・プラハに集まった報道陣に対し「テニスでのキャリアにも限りがあることは理解していたが、できるだけ長く続けたかった」「最後の最後まで戦ったが、もう行く時間だ」と語った。

 ATPツアーのシングルスで通算5勝、ダブルスで同18勝を挙げたステパネクは、グランドスラムの舞台でもリーンダー・パエス(Leander Paes、インド)とのペアで2012年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2012)と翌年の全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2013)を制した。

 さらに、トマス・ベルディハ(Tomas Berdych)らと出場したデビスカップでは、2012年と2013年に連覇を果たし、同大会決勝の最終ラバーで2年連続で勝利を収めた初めての選手となっている。

 一方、私生活でもテニス選手をパートナーに選んだステパネクは、マルチナ・ヒンギス(Martina Hingis、スイス)と一時婚約しただけでなく、その後は元世界7位のニコル・バイディソバ(Nicole Vaidisova、チェコ)さんと結婚。

 2013年に離婚してからはペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)と交際を始めたが、母国のタブロイド紙によると、ステパネクは最近になってバイディソバさんと復縁しているという。(c)AFP