【11月15日 AFP】サッカーアルゼンチン代表で、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に所属するセルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)が、ナイジェリアとの親善試合のハーフタイムに控室で昏倒し、地元の病院に搬送されていたことが明らかになった。アルゼンチンサッカー協会(AFA)の発表によると、深刻な状態ではないとしている。

 AFAは声明で「アグエロは極度の神経衰弱(意識があるまま倒れること)のため病院へ搬送され、念のため通常の検査を受けた」と明かした。

 ロシアに1-0で勝利した11日の親善試合で決勝点を挙げているアグエロは、この日のナイジェリア戦でも前半36分にチーム2得点目を決めたが、突然気分が悪くなり、ハーフタイムで交代。同選手はその後、クラスノダール(Krasnodar)の病院に搬送されたという。

 チーム医師は、アグエロに心臓の病歴があることに言及しながら「2回気分が悪くなったそうだ。過去の治療歴や、15歳のときに手術を受けていることもあったので、何でもないと確認したかった。病院に連れて行ったのはすべて正常だとはっきりさせるためで、すぐに確認したかった」と語った。

 シティの歴代最多得点者でもあるアグエロは、約2か月前にはオランダで交通事故に遭って肋骨(ろっこつ)を折るけがをしている。

 試合はアルゼンチンが2点を先行したものの、ナイジェリアが4-2で逆転勝利を収めている。(c)AFP