【11月15日 MODE PRESS WATCH】東京・渋谷にあるDIESEL ART GALLERYにて、中国出身の写真家/コンテンポラリーアーティスト C.H.I 池磊(チリ)の日本初個展「中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE -」が開催される。11月17日から2018年2月14日まで、入場料は無料。

 会期中は、C.H.I 池磊の代表作の中から約60点を展示するほか、新しい作品も発表。関連グッズも販売する。本展のコンセプトは、「俺! ドロップアウトしたPUNK!」。キュレーターを務めるのは、編集者/アーティストの米原康正(Yasumasa Yonehara)。 C.H.I 池磊と米原は2012年、C.H.I 池磊が北京のギャラリーで行った個展に米原が訪れた時に知り合った。“中国版Twitter”としても知られるWeiboで236万人のフォロワーを抱え、中国と深い関わりを持つ彼が、C.H.I池磊の作品に「これまで見た事も無いエキセントリックでファッショナブルな表現に、日本では感じた事がない衝撃を受けた」ことから、今回の展覧会が実現した。

 芸術家、写真家、デザイナー、ロックシンガー、雑誌編集者、映画監督等様々な顔を持つC.H.I池磊は、1981年に北京南西の小都市、石家荘で生まれ、1996年にハードコアパンクバンドを結成。2003年にはバンドを解散し、2005年に雑誌「RollingStone」のアートディレクターとなった。2007年に美術雑誌「O’ZINE-符号」を創刊、編集長とアートディレクターを兼任する。パンクを“ドロップアウト”した後にカメラを手にし、写真の世界に入った。「この写真、いま俺らが暮らしている社会とアホな奴らにでかい音でビンタを食らわしているような気分なんだ」という言葉に現れているように、作品のフィルターを通して強いメッセージを感じられる展覧会になりそうだ。

■展覧会概要
中國最先端 - CHINESE CUTTING EDGE -
アーティスト:C.H.I 池磊(チリ)
キュレーター:米原康正
コーディネーター:CULTURE CLUB '75
期間:11月17日~2018年2月14日
時間:11:30~21:00
休館日:不定休
会場:DIESEL ART GALLERY
東京都渋谷区渋谷1-23-16 cocoti B1F
電話:03-6427-5955
入場料:無料

■関連情報
・DIESEL ART GALLERY 公式HP:www.diesel.co.jp/art
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